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米国産の偽の金塊を受け取ったと中国が主張

フォートノックスの謎:米国産の偽の金塊を受け取ったと中国が主張

フォートノックスの金の延べ棒

◆2月6日

 アメリカのフォートノックスには金が保管されているが、そこに保管されてい
るものは、金メッキの偽物だという噂がかなり前からある。
 中国が受け取った金塊がアメリカのフォートノックスに保管されていたものな
のに偽物だったと言っている。中国がどこから受け取ったかは書いてないが、と
にかく金が保管されていた場所は、アメリカの金の貯蔵所であるフォートノック
スだということが分かった、と主張しているものだ。
 
 実はアメリカは既に金を売り払ってしまって殆ど保有していない、と見ている
専門家もいる。おそらくそうなのであろう。
 日本はそのフォートノックスに、700トン以上の金を保管してもらっていること
になっているようだが、その金は既に、タングステンか鉛に変容している可能性
が高い。もっともそれの10倍近い金が都市鉱山としての日本に存在はしているら
しいから、その金の延べ棒が鉛だっとしても、パニックにならないで、この都市
鉱山から金を回収する努力をすればいいのかもしれない。

 しかしいずれにせよ、これからこの問題が、さまざまなメディアで語られるよ
うになるだろうが、その時には、もっとすさまじい混乱が世界で起きているかも
しれない。世界の最後の大混乱がこの2010年から始まるのかもしれない。


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●フォートノックスの謎:米国産の偽の金塊を受け取ったと中国が主張
【1月25日 By Pat Shannan】

 アメリカのフォートノックスに保管されている100万本以上になる金の延べ棒の
多くが偽物ということがありうるだろうか? その通りのようだ、ということが2009
年10月に分かった。それは主流メディアによって、抑え込まれたが、大金を扱う
ブローカーや金融業者の間ではその話が広まっている。今や一般大衆にも知られ
始めている。

 金(ゴールド)は、恒常的に国家間で負債の支払いや貿易均衡の保持のために
取引されている。金はまた通貨の下落に対するヘッジ用にしばしば使用されてい
る。金は定期的に取引され、ロンドン金市場協会(LBMA)として知られるロンドン
にある特別な機関による厳しい監視下にある貯蔵所に貯蔵されている。 だから
、偽の金の延べ棒のニュースに多くの専門家がびっくりしているのだ。
 2009年10月、中国は1本400オンスの6000本の金の延べ棒の大きな積荷を受け取
った、という。受け取った時、中国政府は金の延べ棒の重さと純度を保証するた
めのテストを行うよう要請した。そのテストで、4つの小さな穴が延べ棒に開けら
れ金属が分析された。担当高官らは、この延べ棒が偽物であることにショックを
受けた。これらの延べ棒の核はタングステンで、外側のコーティングされた部分
のみが金だったのだ。更に、これらの金の延べ棒は、通し番号がふってあり、出
所はアメリカで、何年もフォートノックスに保管されていたものだと報じられた

 金の専門家のテオ・グレイによれば、金と同じかそれ以上の価格になる2つの例
外を除けば、金のように密度の高い金属は殆ど存在しない、と言う。London good
delivery bar
として知られる銀行間でやり取りされる本位金の延べ棒は、400オンス(33ポンド
以上)の重さがある。同じサイズの鋼鉄の重さは13.5ポンドしかない。
 これが、エチオピアが2008年の初めに、偽の金で南アフリカの銀行に数百万ド
ルを支払った時の問題だった。金の延べ棒とされた物が金メッキされた鋼鉄と判
明したのだ。南アフリカは直ちにそれを発見し、その積荷を返却した。明らかに
このいかさまを最小の調査で発見したのだ。

 金の重量に匹敵する最初の例外は、劣化ウラン(DU)である。もし政府が扱お
うとすれば、この金属はまことに安いが、個人で手に入れようとすると困難なも
のだ。それはまた放射性物質だから扱いが難しい。

 この劣化ウランアメリカで硬い標的を貫通する砲弾用兵器の構成部分として
広く使用される前は、タングステンが同じ用途で用いられた。
 しかしタングステンは金に比べれば安い、おそらく1ポンド30$くらいだ。それ
に比べて、現在金の価格は1オンス1200ドルほどする。タングステンは小数点以
下3桁まで金と同じ密度を持っている。
 従って、偽物かどうか調べるために穴を開けねばならないのだ。唯一の違いは
、色だ。それにタングステンは金に比べはるかに硬い。純金は柔らかく、指の爪
で曲げられる。

 最初、金の専門家らは、偽の金の延べ棒は中国が出所ではないのかと疑った。
中国は世界最大の偽物製造業者だからだ。しかしながら、中国政府は調査をし、
アメリカ合衆国を明確に指摘した声明を出した。

 中国のクレームは、クリントン政権ロバート・ルービン、アラン・グリーン
スパン、ローレンス・サマーズ)の期間中に、130万から140万の400オンスのタン
グステンがアメリカの精錬所で製造された、と言うものだ。その重量は、1万6000
トンになる。中国によれば、その内の64万本が金のめっきを施され、フォートノ
ックスへ出荷され、そこでずっと保管されていたという。
 中国は、残りのこの400オンスのタングステンもゆくゆくは金のめっきを施され
、国際市場で売られるようになる、と主張している。

 金の世界市場は、文字通り、「塩漬けの400オンスの延べ棒で埋まっている」と
匿名の専門家は述べ、「世界の市場を破壊するに十分だ」と語った。