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annihilation; 絶滅, 壊滅, 消滅。この機密文書が書かれたらしいのが、1945年である。それ故、同じ年に彼らが広島と長崎に原爆を落とした時、彼らの心には、その時既に、否、遙かそれ以前から、このような思いと心の性質があったというわけである。つまり、第一に、他民族に関して「絶滅」という用語を使うことを何ら躊躇わない心性があり、そして第二に、その心性に基づいて彼らが行なった、行なうことができた、その実行があったわけである。これは明らかである。どなたか、まだ、「戦争を早期に終結させるため」という彼

それは実行可能か


この問題は次のような質問を提起する: 果して科学的に言って、既知の地震地帯の上に正確に置かれた重爆弾が、断層地帯の地下状態に我々の期待通りの効果を及ぼし、結果、選ばれた地域に悲惨な地震を引き起こす、という事は可能だろうか? 戦略的な目的は、この地域〔日本?〕における軍事産業の生産を阻止する事、あるいは強力な防衛部門を無力化する事である。


この質問は部分的には N・H・ヘック(米国沿岸測地調査会の次長)によって『軍事的観点から見た日本の地震』と題された小論文の中で答えられている。彼は「爆破によって地震を引き起こすことは可能か」という章で次のように述べている。


「この質問は今まで何度か問われて来たもので、真面目に答えられなければならない。活用できる全ては、『トリガーの力』である。そしてそれは、〔それ自体においては〕改良を施され、起こるべき地震のための起動時刻がセットされることができるだけである。しかしながら、もしそれが全く適切な時と場所に設置されるならば、その爆発が期待された通りの結果をもたらすことも考えられないことではない。それ(爆薬)は非常に大きなものでなければならないだろう。それが設置されるべき場所を知ることも必要だろう。そして後者は日本以外の場所では全く決めることができない。」


この爆発性のメッセージを「いつ」「どこで」落とすか(最もタイムリーな時期に)、これこそが、この問題における最重要ポイントである、と彼は強調する。そして彼は付け加える──しかしこの事は今、マニラ、上海、そしてバタヴィア地震観測所〔地震計?〕を失ったことによって難しくなっている。彼は指摘する ──これらの地震観測所は、発現する「トリガーの力」を予測するためのデータの供給源として必要である。必要とされるデータの幾つかは、日本それ自体における地質変化に関するもの、そして、それらの地質変化と同時並行的に起こっている小さな地震の事をも包含したものである。小さな地震はしばしば大きな地震を予測させるからである。以上これらの声明は、(この事を伝えるには良い時期だが)マニラの回復の前に、また我々の軍隊による沖縄諸島の占領の前に、正に日本固有の領土内においてされたものである。*