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東京湾地震じゃないと困る訳 CATボンド市場,

81 :自分は名無しであります:2011/03/21(月) 12:24:16 ID:M/4aJ2ZA0
東京湾地震じゃないと困る訳


(年金運用):オルタナティブ投資としてのCATボンド市場

大規模な自然災害による損失発生を回避するために(再)保険会社や一般企業が発行する大災
害債券(CATボンド)は、株や債券などの既存資産と相関が低く、災害さえ発生しなければ
高利回りを享受できる。そこで、今後も発行量が増大しそうなCATボンドについて紹介する。
本誌2006 年7月号「拡大する年金基金の収益機会」ではオルタナティブ投資としてさまざま
な資産クラスを紹介したが、今回はその一つである「カタストロフィー・ボンド」(Catastrophe
Bond,以下ではCATボンドと略)を取り上げる。
CATボンドとは、地震・台風・暴風雨などの自然現象による大災害の発生に伴う損失を回避
することを目的に、(再)保険会社や一般企業が発行する債券であり、大災害債券とか自然災
害債券とも呼ばれている。一般に、保険的なリスク(損害保険だけでなく、生命保険の対象と
なるリスクも含む)を証券化したものを保険リンク証券というが、CATボンドはその一種で
あり、大災害の発生によるリスクを抱える企業が、金融市場の投資家にそのリスクを移転する
手法として発達してきた。
歴史的には、1994 年にハノーバー再保険会社が最初のCATボンドを発行し、1997 年頃から、
年に10 本程度、元本総額10 億ドル程度の規模で本格的に発行されてきたが、特にこの数年は
本数、総額ともに増加傾向にある。
CATボンドは、大災害リスクを保有している企業が直接発行する他、特別目的会社(SPV)
を作り、そのSPVを通して発行することが多い(発行のスキームは他の証券化商品と同様な
ので、省略する)。CATボンドも、通常は普通の債券と同様に、定期的な利息と満期時に償
還元本を受け取るが、もしもあらかじめ約定された事象(トリガー・イベント)が発生した場
合には、あらかじめ約定された金額だけ、元本および利息の一部もしくは全部を受け取れなく
なる。トリガーの内容やトリガー発生以後のキャッシュフローが具体的に客観的に契約で定め
られている点が、CATボンドの特徴である。以下では、おそらく日本で最も有名なCATボ
ンド、1999 年に(株)オリエンタルランドが発行した債券のうちの一つを例に説明する。
ご存知のように、オリエンタルランド東京ディズニーランドを経営・運営している会社で、
千葉県浦安市舞浜にテーマパーク・ホテル・商業施設からなる一大リゾートを所有している。
一方、地球物理学(プレート・テクトニクス)的にいうと、日本は太平洋プレートがユーラシ
ア・プレートの下に沈み込む、いわゆる巨大プレートの沈み込み帯の上にあり、特に東京・千
葉・神奈川を含む南関東の直下は、大小の複数のプレートが衝突する、極めて構造の複雑な地
域で、昔から巨大地震が繰り返し発生してきた。もしも今、南関東で巨大地震が発生すれば、
オリエンタルランドの所有施設が直接被害を受けるだけでなく、関東一円が被害を受けて集客
数の激減が予想される。そこで、東京ディズニーシーの開業に先立ち、オリエンタルランド
CATボンドを発行し、このリスクを金融市場の投資家に移転したのである。
http://www.nli-research.co.jp/report/pension_strategy/2007/vol127/str0701c.pdf
みなさん債権の償還日を調べてみましょう2011・3・21だっらお笑いだ


82 :自分は名無しであります:2011/03/21(月) 12:29:38 ID:M/4aJ2ZA0
つつ”き

このCATボンド(S&P ではBB+格)は、発行額1 億ドル、満期5年、USドル6ヶ月LIBOR
310 bp の変動金利で、トリガー・イベントは東京ディズニーランド(北緯35 度37 分47 秒、
東経139 度53 分03 秒)を中心とする、ある地域の深さ101km 以浅で発生する、あるマグニチ
ュード以上の地震であり、地震の発生場所とマグニチュードに応じて償還元本が減額される。
具体的な減額率は図1を参照されたい。図表1で、インナー・サークルは東京ディズニーラン
ドを中心とする半径10km、インナー・リングは半径50km、アウター・リングは半径75km の円
である。例えば、インナー・リングでマグニチュード7.5 の地震が発生した場合の減額率は
75%で、もしもマグニチュード7.6 以上ならば減額率100%、つまり1円も戻ってこない。

もし人工地震が自由自在にできたらこれはとんでもない詐欺だ


83 :自分は名無しであります:2011/03/21(月) 12:33:21 ID:M/4aJ2ZA0
つつ”き

CATボンドには元本を毀損するリスクもあるが、その代わりに利率は総じて高く、低金利
資金の運用先に悩む投資家にとって魅力的に映る商品の一つである。さらに、株式や債券など
既存の資産クラスとの相関はゼロに近い(株式や債券との相関係数が0〜0.1 であったという
分析報告もある)ことが予想される。このような資産なので、ごく僅か組み入れるだけでも、
ポートフォリオのリスク・リターン特性がかなり改善する可能性もある。
近年は、自然災害による保険金支払額が世界的に増加傾向にある。また、日本損害保険協会
よると、国内の風水害による高額支払ベストテンのうち8件はこの10 年間に発生しており、
地震保険による高額支払ベストテンでは1位(阪神・淡路大震災)を除く9件が2000 年以降
に発生している。このような傾向を踏まえると、今後も(再)保険会社によるCATボンドの
発行増加が予想される。また、最近ではERM(Enterprise Risk Management、事業リスクマ
ネジメント)の視点から、企業の大規模自然災害への対応手段の一つとして、CATボンドの
発行による投資家へのリスク移転の有効性が指摘されている。今後の発行拡大により、CAT
ボンドは、オルタナティブ投資の資産クラスとして有望な選択肢になるかもしれない。
(室町 幸雄)
http://www.nli-research.co.jp/report/pension_strategy/2007/vol127/str0701c.pdf


84 :自分は名無しであります:2011/03/21(月) 12:37:57 ID:M/4aJ2ZA0
http://resort.way-nifty.com/tdr/2005/07/post_a56b.html
オリエンタルランド地震
もともと、地震の時にインしていた人たちのブログリンクを作成するために、あちこち見てたわけですが、前項の記事を書く際に見かけたキーワードにこんなのがありました。

地震債(キャットボンド Catastrophe bond)

舞浜狂:地震債券に判りやすく書かれていますが、簡単に言うと、地震がきたらお金がもらえる保険みたいなものです。

Something Anybody Knows:Cat Bond/Catastrophe Bondには詳しく書かれてます。

OLCが地震債を発行する
投資家が地震債を購入する

地震がなければ…
投資家は高配当をもらえる
期間が過ぎれば、元本も返ってくる
地震が起これば…
元本割れorOLCの社債購入義務
…と言うことで良いのかな?

1999年の契約は5年モノだそうなので現在は切れてますね。継続しているかどうかは公表されている資料が見つからなかったのですが、同内容を継続契約していたとしたら…

震源
千葉県北西部 (北緯35.5度 東経140.2度 深さ90km)
規模 
マグニチュード5.7 対象外のようです。(^_^;


85 :自分は名無しであります:2011/03/21(月) 12:41:00 ID:M/4aJ2ZA0
http://eigo.iza.ne.jp/blog/entry/1657318/
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CATボンドとディズニーランド
2010/06/18 07:00


翻訳のakです。

先日、「大災害債」市場 最大の試練 「ハリケーン多発」投資家離れという記事の翻訳を担当しました。



この記事に登場する「CATボンド(大災害債券、catastolophy bond)」とは、自然災害のリスクを対象とした債券です。



この債券は、地震やハリケーンなどの災害が発生した場合に損失を被る事業会社や、保険金支払い義務を負う保険会社・再保険会社が、そうした事態に備えて発行するものです。
投資家は、あらかじめ定められた災害が発生した場合には、償還元本の一部または全部を失う恐れがありますが、災害が発生しなければ普通社債よりも高い利率が支払われます。



CATボンドをご存じない方も多いと思いますが、これは最近開発された金融商品というわけではなく、ある日本企業が10年以上前に発行しています。
その企業とは、東京ディズニーランド東京ディズニーシーを中心とする東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドです。



同社の事業基盤が東京ディズニーリゾートがある千葉県浦安市に集中しているため、この地域で災害が発生した場合の影響は非常に大きいと考えられます。

そこで、同社は特に地震に関するリスクをヘッジするために、CATボンドの中でも地震のリスクに対応した「地震債券」を発行しました。



地震発生時のリスクヘッジとしては「地震保険」が有名ですが、CATボンドならではのメリットとして、
・受け取った資金の使途に制限がなく、被災した建物の復旧のほか被災による収入源の補填などにも資金を利用できること
・被災後すぐに資金を受け取れること
などが挙げられます。



この地震債券発行から償還までの期間(1998〜2004年)にはこの地域で大きな地震は発生しなかったため、同社は投資家に対し高い利率を支払う結果になりました。
それでも、地震保険の保険料の高さも考えて両社を比較すると、この地震債券はより有利なリスクヘッジ手法だったのだと考えられます。


86 :自分は名無しであります:2011/03/21(月) 12:42:55 ID:M/4aJ2ZA0
http://www.risktaisaku.com/Home/Magazine/vol006
リスクファイナンス一挙公開
被災時に笑う会社

JR東日本巴川製紙所シナネン三菱商事オリエンタルランド≫◎中小企業を救え
◎解説リスクファイナンス経済産業省産業資金課課長補佐 林揚哲)
◎コラム 地震保険になぜ入れない

 「一定の条件の地震が発生した場合には最大で2億6000万ドル(1ドル100円換算で260億円)を受け取ることになります」
 2007年10月17日に、東日本旅客鉄道JR東日本)がこんな内容のリリースを発表した。CATボンド(Catastrophe:大災害、bond:債券)と呼ばれる資金調達の手法で、被災時に備え、海外の機関投資家らに債券を販売することで必要資金を集めるというもの。仮にマグニチュード7以上の地震が首都圏で発生した場合は、最大2億6000万ドルが被災の有無に関わらず同社に支払われる。
 『リスクファイナンス
 予期できない不確実な損害の発生に備えた財務戦略をこう呼ぶ。首都圏や東海地域など大型地震の発生が懸念される地域では、需要過多により従来の地震保険の引き受けが困難とされるケースが多い。仮に地震保険に入れたとしても、あまりに高額であったり、被災後に実損額を査定するまでに相当な時間がかかるなどの課題がある。こうした状況の中でも、確実に資金を調達できる手法が求められている。

◎インタビュー(日本政策投資銀行金融企画部長 高橋一浩)





90 :自分は名無しであります:2011/03/21(月) 13:15:42 ID:M/4aJ2ZA0
オリエンタルランド(OLC)(4661)が全体大幅高の中、小幅高となっている。
前日終値近辺での推移となっている。同社は昼休みに、東京ディズニーランド
東京ディズニーシーのテーマパーク内で、建物や施設に大きな損傷はなく
、駐車場の一部を除き液状化現象もなく、開園が可能な状態にまで至っているが、
電力供給が安定しないなどの外部環境に鑑み、本日以降も引き続き休園とすると発表した。

開園時期が未定で、営業に及ぼす影響を懸念する向きもある。

OLCの株価は14時23分現在6730円(△30円)。
昨日はよくて今日は停電の可能性があるの?
開園できる状態なのに開園のみとうしがつかないのはなぜ?

これで計画停電の不自然なアナウンスが納得できた