stap って?
「STAP論文が潰された真の理由」(EJ第4122号) 2015年5月7日から約5ヶ月にわたって書いてきた今回の テーマ「STAP細胞事件」は来週25日で終了します。書くべ きことはすべて書いたし、STAP細胞はそれが出現しては困る 勢力によって抹殺されたことが明らかになったからです。 なぜ、STAP細胞は抹殺されなければならなかったのでしょ うか。これまで述べてきたことをまとめると、次の3つになると 思います。 ───────────────────────────── 1.STAP細胞の研究を進めると、従来の生物学や医学の 常識をことごとく覆すことになり兼ねない。 2.STAP細胞はがんの治療に革命的効果をもたらすが、 それは既得利権をすべて破壊する力を持つ。 3.STAP細胞の研究を認めると、iPS細胞は影が薄く なり、その世界的利権を失う可能性が高い。 ───────────────────────────── STAP論文そのものは、論文としては未熟であることは確か です。そのため、STAP論文はそこから攻め崩されたのです。 潰す方としては、それが一番簡単だからです。 しかし、重要なのは論文のできではなく、論文の中身です。当 初、理研が本人によるSTAP細胞の追試を渋ったのは、それを やらせると、それが論文の正当性を認めることになり兼ねないか らです。小保方氏は自身の会見で「公開でやってもよい」ともと れる発言をしています。もし、本人が公開で実験し、STAP細 胞が本当にできたら、誰も否定できなくなります。 それと生物学界や医学界が恐れたのは、STAP細胞の研究を 認めると、必ず千島学説が出てくることです。千島喜久男博士は 多くの論文を書いていますが、千島論文のできはSTAP論文と 違ってほぼ完璧であり、どんな学者もそれを否定できなかったと いいます。九州大学が学位論文として提出された千島学説を10 年間も店晒しにしたのは、論文の訴えていることが核心を衝いて いることと、論文そのものがきわめてよくできていたからです。 そのため、もし千島学説が登場すると、それは従来の生物学や 医学の常識をことごとく覆すことにつながる恐れがあるのです。 したがって、潰しやすいSTAP論文の段階でを集中的に潰した のです。これが「1」です。 小保方氏は、2014年1月28日のSTAP細胞の記者会見 で、しめくくりとしてこう述べています。 ───────────────────────────── 従来想定できなかったような新規の医療技術の開発に貢献でき ると思っています。例えば、これまでだと生体外で組織をつくり 移植するという方法が考えられておりますが、生体内での臓器再 生能の獲得が将来的に可能になるかもしれないし、がんの抑制技 術にも結びつくかもしれない。一度分化した細胞が赤ちゃん細胞 のように若返ることを示しており、夢の若返りも目指していける のではないかと考えております。 ──小保方晴子氏 ──毎日新聞科学環境部/須田桃子著 『捏造の科学者/STAP細胞事件』/文藝春秋 ───────────────────────────── 既に指摘しているように、現代医療は単なる「老化」を病気と して認定し、莫大な医療費を収奪しています。小保方氏は、ST AP細胞によって「夢の若返りも目指していける」といっていま す。これが製薬業界を含む医療側としては、どれほど脅威か計り 知れないものがあると思います。 さらに小保方氏は、「がんの抑制技術」にも言及しています。 このインパクトはメガトン級です。医療側が小保方氏に対して恐 怖を抱いたとしても不思議ではないのです。なぜなら、現代医療 で一番儲かるのは、がん治療であるからです。STAP細胞はそ れを根こそぎ変えるパワーを持っています。がん治療には、次の 3大療法があります。 ───────────────────────────── 1. 手術 2. 抗がん剤 3.放射線治療 ───────────────────────────── 岡山大学のインターンが付属病院の医療統計を調べたところ、 80%がこの3大療法で死亡していることがわかったのです。そ こで、これを論文に書いたところ、それは握り潰されてしまった という話があります。 年間のがん利権はどのくらいかご存知ですか。15兆円です。 国防費の3倍です。しかも、年々増える傾向にあります。抗がん 剤にいたっては0・1グラムが7万円もするのです。それで治る のでしょうか。治らないのです。巻末の「画像および関連情報」 の立花隆氏の記事を読んでください。国(厚労省)、製薬会社、 マスコミが組んで何かわるだくみをやっているのです。 「世界の真実の姿を求めて」というサイトに次のような記事が 出ていたので、ご紹介します。 ───────────────────────────── 厚生労働省にガンの専門技官て(いうのが)いるんです。技官 ていうのは医師免許持ってるんです。要するにプロ中のプロです よ、日本の厚生行政の。そこに聞いたんですよ。「ズバリ聞きま す。抗がん剤はガン治せるんですか?」。そしたら、「お答えし ます。抗がん剤がガン治せないのは常識ですよ」って、はっきり 言った。 http://bit.ly/1O8uc6y ───────────────────────────── 既得権団体はがん利権は絶対に離さないでしょう。彼らにとっ て、死活問題になるからです。しかし、STAP細胞が実用化さ れると、がんの治療法自体が変化する可能性があります。実際に 千島学説によって、がんの治療法を変えている医師も出てきてい るからです。これが「2」です。「3」については、明日のEJ で述べます。 ── [STAP細胞事件/095]