今、アメリカをデフォルトに追い込もうとしている主役の一人、共和党下院議長ジョン・ベイナーは、前議長のニュート・ギングリッチに可愛がられて下院議長となったそうです。キングリッチは今何をしているかというと、アメリカンエンタープライズ研究所のシニアフェロー。そのアメリカンエンタープライズ研究所という怪しい組織はアーヴィング・クリストルというネオコン思想家の元祖といわれるおっさんが仕切っており、そのネオコンとは、皆様ご存知の通り、アメリカ式資本主義(奴隷商+植民地主義)のことであり、その政策を根底で支えているのが共和党の親イスラエル(シオニズム)政策を支持するアメリカ国内在住のユダヤ(イスラエル)・ロビーだということです。
一方でオバマが通りもしない法案を立ち上げて、もう一方でそれに大反対して予算を停止させる。アメリカは機能停止を起こして国債の利払いもできなくなって全世界からの信用を失って経済が崩壊する。そして、その連鎖は世界に…。
ほんとうに、アメリカは悪質な寄生虫に感染しているとしか言いようがない。
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今回は、上院、下院の議員たち(驚いたことに、アメリカの議員の大半が多国籍企業の操り人形になっている)による臭い芝居によって、アメリカの債務上限は来年3月中旬まで引き延ばされました。
しかし、この程度の時間では、連邦の国有資産を民間企業に加速度的に投げ売りしたところで、借金は大して減らないでしょう。
すると、来年3月中旬が近づくと、再び債務上限を巡っての混乱が起こるのか。ただし、それで最後の。
大部分のアメリカ国民は、オバマのワシントンの「民営化プログラム」が、バンクホリデーの代わりに巧妙に講じられている「仮面徳政令」とも言うべき詐欺的な手口であることに気がついていないようです。
つまり、ドルの延命を図って時間稼ぎを行い、その間にアメリカの公有資産を、ことごとく民間企業に買い取らせて、アメリカ合衆国をアメリカ株式会社に生まれ変わらせたいのです。
そして、デモクラシーからコーポレートクラシーのNWO支配体制を固めようと考えているのです。
これこそ、アイン・ランドの世界支配層の予言的小説・「アトラス・シュラッグド」の物語の始まりです。
そして、アイン・ランドの熱烈な信奉者、ロン・ポール(共和党:ティーパーティー)が11年前に予言したことでもあるのです。
すると、別の黙示録は、いったい何なのだろう。