HDD

FRBは、アメリカ政府が保証する無利子国債を勝手に作り

http://richardkoshimizu.at.webry.info/201108/article_29.html




日本の真の独立の為には、『新帝国循環』http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/archive/2011/8/5の理解とこれに如何に対処するかが重要な課題となるが、その為には政治システムの改革が必須となる。

 一方米国でも状況は同じである。米国デフォルトは、一面では米国政府破綻であるが、FRB破綻でない点に注目すべきだ。http://kagiwo.blog18.fc2.com/blog-entry-659.html
ドル紙幣というのはFRBが出しているものであるが、正確に言えば、これは通貨ではなく「国債」であるという有名な話がある。実はこのへんが、日銀などと違う仕組みなのだ。
そして、意外と知られていないが、このFRBの資産の9割は米国債なのである。基本的に、FRBというのは、有利子の米国債を受け取り、その代わりに小口の無利子国債であるドル札を発行している機関なのだ。つまり、ドルの供給量が増えるということは、米国債の引き受け量も増えるということになるし、事実、FRB米国債の売買によって、通貨供給量を都合よく操作してきた。さらにすごい話として、FRBは年間1兆5000億ドルもの利益を上げている。しかも、法人税は免除されているので、それはまるごとオーナーの懐に入るというわけだ。その大半は、もちろん米国債の利息であり、これのために、アメリカは憲法違反とされる所得税によって、国民から巻き上げている。(ちなみに、日本では日銀の利益は国庫に入ることになっている)。
(続く)

米国デフォルト
2011/08/08 12:32




(続き)
これらの話をまとめると、非常に恐ろしいものが見えてくる。FRBは、アメリカ政府が保証する無利子国債を勝手に作り、有利子国債と交換し、アメリカ国民の負担によって利益を上げているのだ。つまり、責任をすべてアメリカ政府と国民に押しつけておきながら、同時にアメリカ政府に対する最大の債権者でもあるということ。アメリカという国は、まさに金融屋の私物なのだ。これが帝国の頭である。だからこそ、通貨発行権というのは非常に重要なのだ。それ故、アメリカでは、FRB成立以前も含め、それを銀行から政府に取り戻そうとしたリンカーンケネディが暗殺されている。
そして、現在ティーパーティ派がやっていることは、その思想はともかく、実態としてデフレギャップを意図的に作り出す日本のバブル崩壊の拡大版であって、日本で実験したことを全世界的に行う積りなのだ。日本のバブル崩壊のことを思い出してみれば、急な金融締めつけにより、土地価格が下落したことが発端となった。その土地の価値から銀行がカネを作り、それがほかの土地や株式、債券などに流れていたわけだが、それが土地価格の下落とともに、まとめて価値を喪失、つまりカネが消えた。アメリカのデフォルトというのは、それを全世界規模でやるということだ。
(続く)

米国デフォルト
2011/08/08 12:33




(続き)
全世界から、何十兆ドル、何百兆ドルもの膨れ上がったカネが消え失せることになるだろう。そして、何千兆ドルのデリバティブ、金融核爆弾が爆発する。http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/5b9f6ebc187c59dfcf5cac6b8b09a148ネズミが逃げ出す訳だ。
 世界中で、金融機関が潰れ、産業が機能しなくなり、貿易がストップする。そのとき、キーになるのは食料、エネルギー、水という三大要素であり、それらの寡占化はどんどん深刻になっている。これが、帝国の胴体である。つまり、供給を意図的に絞る事で人間をコントロールし、人口を有意に削減可能なのだ。そして世界経済の再起動時にFRBに変わる組織によって巨大な不正が行われ、その後帝国の手足である暴力装置を利用して管理経済・管理社会へ移行する計画なのだろう。つまり彼らの本質はナチスであり、共産主義なのだ。多くの人々がこの事実に気付けば、彼らの計画も進めにくくなるだろう。最も良いのは米国デフォルトで、計画が頓挫する方向に持ってゆく事であり、独占金融資本と独占国際資本を如何に解体するかが最大の課題となる。