法務大臣へ申入書も提出。 2010/ 9/24 14:02 [ No.2191 / 2198 ]
投稿者 :
gacktmama0113
2010年9月22日
声 明
会 長 川内 博史
事務局長 辻 惠
9月21日、大阪地方検察庁は村木厚子元厚生労働省雇用均等・児童家庭局長に対する控訴を断念し、上訴権を放棄した。これにより、村木元局長の無罪が確定した。当然の結果とはいえ、当議員連盟は、村木元局長の一貫した否認が今日の事態をもたらした第一の原因であり、村木元局長に敬意を表するとともに共に喜びたいと考える。
同日夜、大阪地方検察庁は、上記事件に関して証拠物として押収したフロッピーディスクのデータを改ざんしたという証拠隠滅容疑で、大阪地検特捜部の主任検事である前田恒彦検察官を逮捕した。全く虚構の事件を作り上げた大阪地検特捜部の主任検事が、証拠を改ざんして村木元局長を有罪に陥れようとしていたわけで、法治国家の根底を揺るがす極めて由々しき事態である。
本件は、共犯者等の虚偽の供述調書がなければそもそも立件できていなかった事案であり、取調べの全面可視化が実現できていれば最初から防止できた事件である。そういう事件を敢えて起訴して何が何でも村木元局長を有罪にするために大阪地検特捜部は躍起になっていたのであり、前田検察官は上記改ざんの事実を上司に報告していたとのことであるので、大阪地検特捜部の組織ぐるみの犯罪である可能性が極めて濃厚である。
最高検察庁が本件に関する検証チームを発足させる由であるが、当議員連盟は、法務省・検察庁に対して、前田検察官の証拠隠滅行為だけでなく、虚偽の供述調書作成に関与した全検察官の全行動を含めて本件の事実関係を公開するよう求める。そのための一環として、上記検証チームを検察庁内だけで組織するのではなく、第三者委員も加えて公平性を担保するよう要請するものである。
当議員連盟は、本件に関する大阪地検の活動の全容解明と責任の所在の明確化を求めるとともに、取調べの全面可視化の実現に向けた活動を更に強化してゆく決意である。
以上
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柳田 稔法務大臣への申入書
2010年9月22日
申 入 書
法務大臣 柳田 稔 殿
会 長 川内 博史
事務局長 辻 惠
村木厚子元厚生労働省局長の無罪裁判に関して、昨9月21日、大阪地検特捜部の主任検事である前田恒彦検察官が逮捕されました。当件に関して、最高検察庁は検証チームを発足させるとの由でありますが、大阪地検特捜部の活動の検証にあたっては極力公開性が保障されることが重要であります。
そこで、上記チームには第三者委員を構成員に加えるなど、公平性を担保した上で、公開性に留意して頂きたく申し入れる次第であります。