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日本が核を持つのは朝飯前

日本が核を持つのは朝飯前 2009/ 6/16 12:22 [ No.369011 / 369226 ]

投稿者 :
minahidetyan



核兵器にはウラン235を原料とする『広島型原爆』と、プルトニウム239を原料とする『長崎型原爆』の2種類があります。

『ウラン(広島型)原爆』は原料の確保は困難だが、起爆方法は簡単であるのに対し、『プルトニウム(長崎型)原爆』は原料の確保は原子力発電所を運転していれば容易ですが、起爆装置の製造が困難と言われています。


 現在の日本の原子力開発水準では、既存の施設からウランであれプルトニウムであれ、原爆に必要な量を随時確保することができます。起爆方式についても、広島型の『ガン・バレル(砲撃)式』は、大学生でも製作可能と言われているほど簡単です。

一方、製作が困難と言われる『インプロージョン(爆縮)式』については、実は1973年に、当時の通産省工業技術院物質工学研究所(現在の独立行政法人産業技術総合研究所)が極秘裏に既に基礎実験を終えています。

この事実はほとんど知られていませんが、日本は既に爆縮技術を獲得しており、プルトニウムを原料とする爆縮型の原爆を製造することは、技術的には何ら問題ないのです。


プルトニウムはウランと比較すると少量で臨界に達し、核起爆装置も爆縮型の方が小型化に適しており、今後、製造される核兵器は、長崎のプルトニウム爆縮方式であることは、世界の潮流になってます。

原料が確保され、起爆装置が完成していれば、核兵器は一ヶ月ほどで実戦可能になることを示しています。

現在の日本の研究施設や関連工場、情報の蓄積、先端技術を活用して、開発に着手すれば

日本が核兵器を開発する過程において、新設しなければならないのはロスアラモス研究所に相当する核兵器組み立て施設です。開発する核兵器プルトニウム爆縮方式であることは既に述べましたが、それは小型化を前提としたものです。

北朝鮮核兵器は従来の技術のため小型化するのが困難と言われ、長崎に投下された5tほどの大型爆弾と推定されています。核兵器先進国の米・露においては、核兵器の核である金属プルトニウムの球体は、ゴルフボール大です。

北朝鮮と違って日本は、核兵器の小型化の諸問題を解決させる能力があり、小型核兵器を作るこは充分可能です。
 以上のような状況のなかで、日本が開発する核爆弾は米軍の『B57戦術機用小型原爆』が参考になると思われますが、同時に政治的兵器としてのミサイルに搭載する核弾頭も製造されることになるでしょう。

長崎型爆縮方式について、無知な軍事評論家達は、核実験しなければ完成しているかどうか分からない、と解説しています。

そのため、北朝鮮や日本には核実験場がないため、完成させることが困難だといいます。しかし、核実験には『ホット・ラボ』と『コールド・ラボ』という2つの方式があり、前者がいわゆる核爆発実験であるのに対し、後者は核爆発を伴わない核起爆装置の実験です。

爆縮型の原爆は起爆装置の完成が、核兵器の完成を意味するのです。


コールド・ラボ実験は、核物質以外は完成した核兵器を使用して、核起爆装置を爆発させ、衝撃波の画像処理を行う超高速測光機やハイテク・センサーなどで、その成否を検証するものです

核実験は軍事技術的な確認と同時に、核保有を全世界に周知させるという政治的側面もあります。しかし、ホット・ラボ実験をしなくても、核保有している実例はイスラエルにもあります

核弾頭を搭載するミサイルは、文部省宇宙科学研究所(現在の独立行政法人・宇宙航空開発機構)が開発し、昨年5月小惑星探査機『はやぶさ』を打ち上げた『ミュー5(M−V)』を利用することになるでしょう。『ミュー5』は、3段式の固体燃料ロケットで、2段式に改良する必要があるかもしれません。