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選挙システムの問題

 選挙システムの問題

選挙権とは国民に与えられた権利であり、国家を守るためにも非常に重要なものです。 国家の要諦は主権、領土、国民 政治の要諦は教育、社会保障、福祉、環境保全、医療、経済、科学技術などなど 領土問題は領土、領海、領空 このようなことを考えながら読んで頂きたいと思います。 国会議員定数の違い 現在の衆議院参議院議員定数を確認してみましょう。 選挙制度については、衆・参両議院とも「2種類の選挙制度」を組み合わせて、選挙を行っています。「選挙区制」と「比例代表制」です。各議院の議員定数については、この「選挙制度別」に覚えておくことが大切です。

参議院

選挙区制
全国を45選挙区に分け、各区の定数まで1~6名が当選
参議院は、都道府県毎に45選挙区を分けた「選挙区制」を採用しています。ここで「45選挙区」という数字に疑問を持った皆さんは、要注意です! 都道府県は「47」なのに、なぜ選挙区の数が「45」になるのでしょうか。実は前回2016年の参議院選挙から、人口の少ない過疎地域にある2つの県を1つの選挙区にまとめる、「合区」という制度が採り入れられました。 対象となった選挙区が「鳥取県島根県」と「高知県徳島県」の2つです。この結果、「47選挙区」から「45選挙区」に数字が減ったのです。是非覚えておきましょう。

衆議院

小選挙区
全国を295選挙区に分け、各区の最多得票者1名が当選
小選挙区制とは非常にシンプルな仕組みでとの選挙区で票数で競う選挙制度です。 選挙区選挙では、衆議院参議院とも「候補者名」を記載して投票します。 衆議院では、全国を細かく295区に小さく分けた「小選挙区制」を採用しています。衆議院選挙は、1回の選挙で「全議員」を改選するため、「総」選挙とも呼ばれます。

選挙区制の利点と欠点

利点
選挙のたびに政権を選択して、強力で安定した政権をつくれること デュヴェルジェの法則の効果により二大政党制を作りやすいので、不満であれば選挙民は最大野党に投票して政権交代を起こしやすくなるので、与党は真剣にならざるを得ないこと
欠点
候補者が僅差で当選、あるいは落選した候補者の票が多数を占める選挙区では、多くの死票が発生する。日本では1996年の衆議院議員選挙で小選挙区比例代表並立制が導入されて以降、2012年までの6回のうち3回で死票が5割を超えている。2012年衆議院議員選挙の死票率は53%であり、死票率が70%を超えた選挙区が2ヶ所、60%を超えた選挙区が76ヶ所あった。 政党の得票率と実際の議席占有率との乖離。例えば、単純小選挙区制の2005年のイギリスの下院総選挙では、第一党となった労働党(得票率35.2%で355議席)と第二党の保守党(得票率32.4%で198議席)の得票率の差が2.8%しかなかったのにも関らず、獲得議席数では157議席も差が出ている。比例代表と並立である日本では2005年の衆院選、2012年の衆院選、2014年の衆院選における自民党、2009年の衆院選における民主党は、いずれも4割台の得票率で7割から8割の議席を獲得している。

比例代表制度選挙

比例当選決定は「ドント方式式」という計算方法で決まります。有権者が書いた政党名or候補者個人名の得票により、順番に決定していきます。従って弱輩政党も選ばれる確率が高くなります。 ドント方式 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%B3%E3%83%88%E6%96%B9%E5%BC%8F
比例代表制」選挙の違い 続いて、衆議院参議院の「比例代表制」に注目して確認してみましょう。
比例代表制では、 比例代表選挙での「投票用紙の記入方法」の違い 同じ比例代表選挙でも、衆議院参議院では投票用紙への記入方法が異なります。 これは、もちろん「投票用紙」も衆議院参議院では異なることを意味します。

参議院
「政党名」または「候補者名」のどちらか一方を記入となります。比例代表制(全国を1ブロックとして、ドント方式で政党別に議席数を配分) 参議院比例代表制では、全国を「1ブロック」、つまり「全国区」として一まとめにして、日本全国の投票を「総得票数」として集計して、ドント方式で改選する48議席を政党別に配分します。
衆議院
比例代表の投票用紙には「政党名」のみを記入して投票します。全国を「11ブロック」に分けて、ブロック毎に当選者を決めます。 当選人数は、各政党への得票数の比率に応じてドント方式を用いて、改選する180議席を政党別に配分していきます。 「11ブロック」とは、「北海道」・「東北」・「北陸」・「中部」・「近畿」・「中国」・「四国」・「九州・沖縄」の8地方と、人口の多い関東地方を「北関東」・「東京」・「南関東」に分けた3地方の合計になります。この点はしっかり理解しておきましょう。

拘束式名簿式と非拘束式名簿式

比例代表での衆議院参議院の「名簿式」の違いについて、確認しましょう。
衆議院
拘束名簿式(名簿に記載して当選順位を決めてある、重複立候補可)

参議院
非拘束名簿式(名簿がなく当選順位が決まっていない、重複立候補不可)

衆議院では、拘束名簿式を採用していて、政党が予め当選順位を決めた候補者リスト(名簿)を提出します。このため、有権者は「候補者個人の当選」に影響を与えられません。 衆議院選では、各政党ごとに当選させたい名簿があり、名簿順位が上の人から当選となります。 名簿作成が党の仕事だとしたら、党本部の選挙対策本部と執行部で作成すると思います。 党の比例区の思想(名簿の上位者)を読み取るには党4役と言われている、幹事長、総務会長、政調会長選挙対策委員の思想を調べることだと思います。 比例名簿を上位にしたいが為にお金積んで買う人もいるようです。 よって比例区ではバックに団体がいる場合が多いです。バックにいる団体である組合や協会などに離れられると比例区でも厳しい状況になるという意味が理解出来ると思います。 一方、参議院では、非拘束名簿式を採用しています。「非」という文字がありますので、 「名簿に拘束されていない」、つまり「政党内の当選順位は決まっていない」ということです。 参議院比例代表選挙では、政党内での当選順位は有権者からの得票数の多い議員から確定します。つまり、有権者が「候補者個人の当選」に影響を与えられるのです。 もし良いと思う候補者がいなかったとしても選挙にはいってください。もし自身の選挙区候補者が国を売るような人の場合は選挙区投票用紙は無効票にし、参議院比例区投票用紙へは比例区国益議員の名前を指名で書くことで、国民を見る政治になるかもしれません。 個人的には比例区制度って不要に思います。ただ衆議院小選挙区で立候補して落選した場合の保険で比例と重複立候補してる人も多いです。その場合には党に対しての供託金が更に掛かります。 衆議院の比例で勝つには党に対してお金が必要という事かもしれません。会社でいうと裏口入社で会社のYESマンを生むような仕組みですね。各種団体からの政治献金というものも、比例当選名簿の順序を上げるために発生しているのかもしれません。 よって立候補者のバックにいる団体も党も同じ穴のムジナです。だから団体と癒着が生まれ何も改革できないのだと思います。ちなみに候補者は団体の雇われですから、頭は良くても政治家としては使えない人間が多いのです。結局は議席確保が最大のメインテーマになってしまっています。 こう考えると比例区制度って党の権力者が党内派閥をコントロールするためのブラックボックスなのかもしれません。

 真の民意を阻害する組織票

宗教票

創価学会票選挙の際に組織票という言葉を必ず聞いたことがあるかと思います。組合・協会・宗教団体などは大きな集票組織といえます。 特に有名なのが連立与党を維持するための目的である学会票が有名です。学会票とは宗教団体である創価学会員が集める票のことで公明党の指示により機能しています。 創価学会票を理解するには創価学会内部の組織を理解する必要があります。 創価学会幹部には一般企業の経営者もいます。 地区部長とは全国でおおまかにエリア分けされて地区の長です。各部には婦人部、壮年部、女子部、男子部、未来部など年齢や性別によって分けられます。 指示の順序としては 公明党 → 創価学会幹部 →  支部長 → 地区部長や各部長 → 各部長から各部へ指示 公明党の議員には創価学会の政治部に所属しているメンバーが立候補します。創価学会には政治部の他にも芸能人が所属する芸術部など様々な部があります。

専門用語を理解する

F
友人(Friend)票のこと
マルF
Fが他の友人・知人にも頼んでくれる
K
創価学会員の活動家で、確実に自分は投票する人
マルK
さらにF取りをやってる人
玉突き
マルFを作るということ ※マルFはさらにFを取ってくれるから、マルFを突けば、次のFが取れるように車の玉突き事故のようなイメージからこう呼ばれる。
NU
その地域の創価学会員かつ有権者
ZU
創価学会員世帯における非学会員の有権者で未入会家族

※選挙活動は、まずNUとZUを固めるところから。 そして、マルKがF取りをするのと同時に、KをマルKにしていく。 Fは、とにかく数を出させる。Fはどれだけあっても、勢いのバロメーターでしかなく、Fを合計するとZUどころか、選挙人名簿の数も優に超える。 婦人部は、一人で数百のFとか余裕だし。 票読みでポイントとなっているのは、マルKとマルFの数。特にマルF。Fは頼んだだけでも数になる。明確に拒絶されない限り、Fとして報告できる。マルFは、実際に他の人に頼んでくれないと報告できない。それだけ堅い票だから。

強化期間には。学会員が所有する会館へ毎晩集合します。ここでは分かりやすく男子部での実際の話を書きます。毎日夜に会館にて任意(立候補)でその日の活動をみんなの前で発表します。その日に何人と会ったかなどの報告をします。そこで男子部長が「よくやった」と褒めたたえ、部員は拍手しています。そうすると気持ちが良くなってきたメンバー達が増え、次の発表者が出てきます。
部員:「今日はFいくつ、Kいくつでした。」
男子部長:「おーよくやった。明日も宜しくな!」
部員:「はい!」
などのやりとりが普通に行われています。それにより翌日も投票啓蒙活動を促しています。この報告は組織の中で共有され学会票の指標にされており、これを第一与党に対して武器として交渉に使われています。 ※自治体の選挙では自治会役員を創価学会員で固め、その家族を市の職員などに斡旋する優遇などを行い、集票する行政もあります。 選挙活動期間で会館での集合がない時期は毎日メールでFやKの数を部長へ報告します。その部長から又、上の役職へと順番に本部へ伝わっていきます。そして公明党へ。その数を武器に公明党は第一与党へ交渉を仕掛けているのです。政教分離なんて出来ていません。 特に洗脳が深いのが婦人部です。選挙が絡む時期になると婦人部長の家に男子部のリーダーなどが座談会に参加し、その地区婦人部長から集票集めの指示などを受けています。 この集票活動の問題点は立候補者の政策についての説明がされないことです。指示を出す人間も政策を説明できていない状況です。「私達の地区は〇〇候補に入れるように」と指示が出ます。 告示になると、創価学会員による電話活動や説得活動が始まります。なぜ彼らがこんなにも必死にやるかというと「選挙活動が最高の福運、全ては池田先生のために」と根拠のない言葉を信じてしまっているのが現状です。日本のためにではなく池田先生のためにというのが当たり前です。 これは選挙活動のみではなく、普段の勧誘(折伏)活動にも同じマインドコントロールが行われています。「折伏すると福運がつく」と言われていますが、実際は折伏するとそれが組織内に伝わり、折伏した人間を社会的に応援するように創価学会が仕掛けているだけです。 そしてやたらと期日前投票に行かせます。その期日前投票には監視役として部のリーダーなどが同行し投票所の前で待機しています。期日前投票の立会人にも創価学会員がいます。私にも出来ないのかと当時の男子部長に聞いたところ、断られました。私ははじめから創価学会を疑っていたので積極的な活動はしていなかったからだと思います。 組織票とは有権者各自が「考える」、「調べる」という行為を阻害してしまうものであると同時に、時代に合わせたマクロ的な視点での政党の選択を阻害してしまいます。選挙の権利は個人に与えられているものであり、全員生活は違います。 政治家は法や条例を変えることによって、有権者の生活を変えてしまうことも。人を殺すことだってできます。大げさな表現ですが「○○さんに言われたから入れる」って「〇〇さんに言われたから死ねる」と言っているようなものです。 組織票をなくすためには ・投票の選択権利は各個人にあることを理解する ・生活や生き方は全員同じでないことを理解する ・組織票を依頼してきた人とは投票所へ一緒に行かない ・油性ボールペンを持参する 真の民主主義にするには、誰かに言われたから入れるのではなく、投票所で投票する時は本人の意思が尊重されるということを多くの人が知ってもらえればと思います。候補者の言葉だけを信じず、繋がりを調べて思想を調べる癖をつけることが大事だと思います。投票に行かせることは良いことだと思いますが、きちんと政策を理解させないと意味がありません。

主な組織票
立憲民主党 ・・・・民団
日本共産党 ・・・・全労連自治労連、国公労連、全教交
自民党 ・・・・日本神道連盟、統一教会日本会議
公明党・・・・創価学会