フジモリ大統領は何故捕まっている？
wiki見てもムズ過ぎてよく理解できません。
なので、判りやすくかつ簡潔に、何をやらかして禁固25年の刑になったのかを教えてください。
ベストアンサーに選ばれた回答
na_cochiさん
フジモリ大統領を気に入らない勢力が、アメリカと組んで犯罪者にしたてあげただけです。
フジモリ大統領は、貧困者に直接支援するスタイルを作り出しました。
そのため、それまでの特権階級が、うまみを無くしたため、フジモリ大統領の追放を考えました。
同時期アメリカも、アメリカの言うことを聞かないフジモリ大統領の追い出しにかかり、両者によって、犯罪者にしたてられたのです。
フジモリ大統領の収賄に関しては、アメリカが仕組み、民間人殺害に関しては、兵士個人の問題を、摩り替えて犯罪者にしたてあげたものです。
ペルーという国が、フジモリ大統領以前がどんな国であったのかを調べてみましょう。
ペルーは、階層社会で、国民の１０％程度の白人が、国富の大半をにぎり、そのおこぼれを白人と原住民の混血者であるメスティソがもらっており、国民の半数を占める原住民は、国富の５％ていどしかもたず、貧困にあえいでいました。
外国からの援助も、半分を上流階級の白人がとり、残りをメスティソが取り、メスティソの使い古しを原住民に配るといったことが、実際に行われていた国でした。
フジモリ大統領は、メスティソの部分を排除し、メスティソが得ていたものをインディヘナ（原住民）に直接配分したために、貧困者の喝采をあびたのです。
それまで、貧者救済を掲げていたセンデロルミノソや、ツパクアマル革命戦線などは、急速に支持を失い、ペルーで壊滅したのは、インディヘナが利益を与えてくれる政府支持に変わったためです。
ペルーの日本大使館占拠事件も、住民支持を失ったテロ組織の沿い後のあがきでした。
そのため、フジモリ大統領は、メスティソの反感を買うことになるのです。
ペルーにてインテリ層やマスコミ、学者などは、メスティソが支配しているため、利権を奪われたそれらの人が、反フジモリキャンペーンを行うことになります。
また、フジモリ大統領も、白人（クリオージョ）の利権には切り込めないというよりも、クリオージョを味方にするために、彼らの利権の保護をしたり、収賄や買収などの不正行為も行いました。
メスティソ層も、このクリオージョの利権には切り込めないため、フジモリ氏に悪行を全て押し付け、排斥行為を行っているのです。
そこに、アメリカの言うことを聞かないフジモリ大統領を排除しようとしたアメリカの思惑とが結びつくことになるのです。
フジモリ大統領の構図は、タイでのタクシン首相と反タクシン派との対立や、イランのアフマジネジャド大統領とムサビー派との対立と、根幹は同じものです。
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編集日時：2010/1/4 13:34:
